「簿記3級って、どれくらい勉強すれば受かるんだろう?」
勉強を始める前、自分もかなり調べました。
ネットを見ると「50〜100時間くらい」「1か月でも合格できる」といった情報が結構出てきます。
じゃあ自分も100時間くらいやれば受かるのかな。
そんな感じで始めた簿記3級ですが、結果は……
132時間かかりました。
勉強したのは2026年2月から4月までの約3か月。
そして、試験結果は96点。
70点で合格なので、結果だけ見ればかなり余裕があります。
ただ、試験が終わった瞬間の自分は、
「終わった……」
と思っていました。
最後まで貸借が合わなかったからです。
それが蓋を開けてみれば96点。
「…………96点?」
高得点で合格した割には、あまり実感がありませんでした。
この記事では、そんな自分が132時間かけて、実際にどんな勉強をして合格までたどり着いたのか振り返ってみます。
最短合格とは程遠いですが、これから簿記3級を勉強する人や、思ったように問題が解けず苦戦している人の参考になればうれしいです。
簿記を始めた理由
そもそも自分が簿記を勉強しようと思ったのは、仕事や資産形成にも使えそうだと思ったからです。
株を買ったり企業の決算を見たりすると、売上高、営業利益、純利益、資産、負債、純資産……いろいろな数字が出てきます。
なんとなく意味は分かる。
でも、
「ちゃんと理解しているか?」
と言われると怪しい。
だったら一度、会計の基礎からちゃんと勉強してみよう。
そう思って簿記3級を始めました。
資格を一つ増やすことよりも、仕事や資産形成にも使える知識を身につけたいという気持ちの方が強かったです。
教材はクレアールの簿記3・2級講座
教材にはクレアールの簿記3・2級講座を選びました。
理由の一つは、某ライオンのYouTuberが紹介していたから。
そしてもう一つ。
「金を払った方が後戻りできなそう」
と思ったからです。
今はYouTubeなどでも無料で簿記を勉強できます。
でも自分の場合、無料だと途中で、
「まあ、今日はやらなくてもいいか」
となる気がしました。
だったら最初にお金を払ってしまおう。
せっかく金払ったんだからやるしかない。
そんな感じで、自分から逃げ道を一つ潰しました。
しかも申し込んだのは3級だけではなく、2級までの講座。
最初から「3級に受かったら、そのまま2級までやる」という環境を作りました。
132時間で実際にやった勉強法
自分が取り組んだ勉強の順番は、次のとおりです。
- クレアールの動画講義を1周
- テキストを1周
- 問題集を1周
- 解けなかった問題を中心に復習
- 直前答練4回
基本的には、動画講義で一通り学んでから、テキストと問題集に取り組む進め方でした。
講義を理解したつもりでも、問題は全く解けなかった
最初に動画講義を一通り視聴しました。
講義を聞いている間は、
「なるほど、そういうことか」
と理解できているつもりでした。
ところが、その後テキストや問題集の問題を実際に解いてみると、全く解けません。
説明を聞けば分かることと、自分で答えを出せることは、まったく別でした。
簿記を始めたばかりの頃は、借方と貸方からして意味が分かりません。
現金が増えたら左。
売上が増えたら右。
費用は左。
負債は右。
仕訳するたびに、
「えーっと、これは資産だから……」
と考えていました。
講義では分かったつもりになっていたのに、問題を前にすると手が止まる。
今振り返ると、講義を一通り見終えるまで本格的な問題演習を後回しにしたのは、少し遠回りだったかもしれません。
これから勉強するなら、講義を聞いた段階で、実際に問題が解けるか確かめながら進める方がよさそうです。
解けなかった問題には☆をつけて復習した
問題が解けなかったときに使ったのが、☆をつける復習方法です。
テキストには例題があり、問題集にも練習問題があります。
解けなかった問題には☆をつけておき、まずは一通り最後まで進めました。
そして1周終わったら、次は☆がついている問題だけを解き直します。
すでに解ける問題を最初から全部やり直すのではなく、できなかった問題に時間を使う方法です。
自分の場合、これが結構合っていました。
最初は解けない問題ばかりでも、繰り返しているうちに少しずつ解けるようになっていきます。
借方と貸方も、最初は一つずつ考えていたのに、いつの間にか自然に仕訳できる問題が増えていました。
勉強時間を増やすだけでなく、昨日できなかった問題が今日は解けるようになることが大切なんだと思います。
直前答練4回は、どれも70点ギリギリ
テキストと問題集を進めたあとは、クレアールの直前答練に取り組みました。
直前答練は全部で4回。
結果は、どれも合格ラインの70点をギリギリ超えるくらいでした。
合格点には届いている。
でも、余裕があるわけではありません。
これだけ勉強しているのに、まだ安心できる点数じゃない。
そんな状態でした。
それでも、答練で実際の試験に近い問題を解いておいたことは、本番で役に立ちました。
特に印象に残っているのが、ずっと苦手だった減価償却です。
一番苦手だった減価償却が、本番では助けてくれた
簿記3級の勉強で、特に苦戦した記憶があるのが減価償却です。
最初は考え方自体がよく分からない。
そこに期中取得や月割計算が入ってくると、さらに混乱する。
問題を解いては間違えて、また解き直す。
そんなことを繰り返していました。
ところが、本番ではこの苦手だった減価償却に助けられます。
試験で出てきた減価償却の問題が、クレアールの直前答練で解いたものと同じような形式だったのです。
問題を見た瞬間、
「これ、進研ゼミでやったやつだ!」
もちろん進研ゼミではなくクレアールですが。
苦手だったから何度も解いていたし、直前答練でも似た形式を経験していた。
そのおかげで、本番では落ち着いて解くことができました。
理解することも大事ですが、本番に近い形式の問題を実際に解いておくことも大切なんだと実感しました。
Studyplusで132時間を記録した
勉強時間の記録には、Studyplus(スタディプラス)というアプリを使いました。
今回の「132時間」という数字も、このアプリに残っている記録です。
自分には、勉強時間が数字で見えることがかなり合っていました。
勉強って、成果が見えにくいんですよね。
1時間勉強したからといって、
「昨日より賢くなった!」
なんて実感はほとんどありません。
でも勉強時間なら、
「今日は1時間」
「今週は○時間」
「ついに100時間を超えた」
と、積み上がっていくのが分かります。
勉強を始めたのは2026年2月。合格したのは4月なので、期間は約3か月です。
その間、体調を崩してほとんど勉強できない時期もありました。
それでもStudyplusを開けば、それまで積み上げた時間は消えていません。
だったら、
「またここから続ければいいか」
と思える。
これが結構大きかったです。
ロードバイクでも走行距離やパワーを見るのが好きなので、どうやら自分は努力が数字になって見えると続けやすいタイプみたいです。
ただし、勉強時間が増えたからといって、問題が解けるとは限りません。
Studyplusで継続を確認しながら、☆をつけた問題で理解度を確かめる。
この二つを組み合わせたのが、自分の勉強方法でした。
本番は貸借が合わず「終わった」と思った
そして試験本番。
直前答練で見たような減価償却の問題が出て、そこまではよかった。
しかし最後に、
貸借が合わない。
何度見直しても合わない。
「さっきまで調子よかったのに……」
と思いながら、
「これ、終わったかもしれない」
という気持ちで試験を終えました。
それでも分かるところは埋めて提出。
結果を見ると、
96点。
「…………96点?」
貸借が合っていなかったので、まさかそんな点数が取れているとは思いませんでした。
どうやら部分点が思った以上に取れていたようです。
96点という数字だけ見れば、
「余裕で合格したんだな」
となります。
でも本人にはそんな感覚は全くありません。
むしろこの経験で思ったのは、分からないところがあっても、最後まで分かるところを埋めるのは大事だということでした。
貸借が合わなくても96点。
簿記、最後までよく分かりません。
132時間も必要だったのか?
今振り返ると、合格するだけなら、もっと短い時間で済んだ可能性はあります。
特に、動画講義を一通り見終えてから問題演習に進んだこと。
講義を聞いて理解したつもりでも、実際には全く問題が解けませんでした。
もっと早い段階から問題を解いていれば、理解できていない部分にも早く気づけたかもしれません。
一方で、解けない問題に☆をつけて復習する方法は、自分に合っていたと思います。
そして、3級で終わるつもりはなく、そのまま2級を勉強する予定でした。
3級で覚えた仕訳や会計の基礎は、2級でも必要になります。
そう考えると、132時間かけたことがすべて無駄だったとは思いません。
ただ、132時間勉強すれば96点を取れるわけでも、132時間必要なわけでもありません。
あくまで自分の場合は、それだけ時間がかかったという話です。
これから勉強する人には、勉強時間だけでなく、実際に問題が解けるようになっているかを大事にしてほしいと思います。
まとめ|時間がかかっても、少しずつ解けるようになればいい
ネットを見ると、「1か月で合格」「50時間で合格」といった体験談がたくさんあります。
そういうのを見ると、
「自分、時間かかりすぎじゃない?」
と思うこともあります。
でも自分は132時間かかりました。
講義を理解したつもりでも、問題は全く解けませんでした。
途中で勉強できない時期もありました。
直前答練も70点ギリギリ。
本番では貸借も合いませんでした。
それでも最終的には96点で合格できました。
今回の勉強で自分が学んだのは、次のことです。
- 講義を聞いて理解したつもりでも、実際に問題を解いて確かめる
- 解けなかった問題には☆をつけて、苦手なところを繰り返す
- 勉強時間を記録して、できない日があってもまた再開する
- 直前答練で、本番に近い形式の問題に慣れておく
そして3級で終わらず、次は2級へ。
資格の勉強って、短期間で受かることだけが正解ではないと思います。
人より時間がかかっても、昨日より少し分かるようになっていればいい。
Studyplusに残っている132時間も、今振り返ればその積み重ねです。
毎日100点じゃなくても、80点くらいを積み重ねていけば、ちゃんと前には進む。
自分にとって簿記3級は、そんなことを実感できた資格でした。






コメント