2021年2月。
投資を始めようと思った自分は、友人にそのことを話しました。
せっかくなら友人も誘って、一緒に投資を始められたら面白い。
そんな気持ちも少しありました。
ところが返ってきたのは、
「投資なんて金持ちがやるものでしょ」
という言葉。
「自分も金ができたらやるけど、貧乏人が投資しても意味ない」
そんなことも言われました。
なるほど。
投資仲間を作る作戦、開始早々失敗です。
でも当時の自分も、投資について詳しかったわけではありません。
本当にお金がある人がやるものなのかもしれない。
損するかもしれない。
そもそも自分にできるのか。
実際、この頃の自分の資産はだいたい86万円でした。
少なくとも「金持ち」ではありません。
だったら、とりあえず少額でやってみよう。
そう思って最初に買ったのが、オルカンでした。
投資額は、
100円。
友人の言う「金持ちがやる投資」とは、だいぶ遠いスタートです。
それでも実際に100円を入れてみると、
「なんだ、普通に買えるじゃん」
と分かりました。
そこから翌月には旧NISAの上限まで投資するようになり、気づけば約5年。
2021年に約86万円だった金融資産は、36歳になった現在、約1600万円になりました。
もちろん、86万円を投資して1600万円になったわけではありません。
働いて給料をもらって、入金して、投資する。
それを繰り返してきた結果です。
しかも、自分はいわゆる節約ガチ勢でもありません。
パチンコにも行った。
飲みにも行った。
スマホゲームにも普通に課金した。
それでも資産形成は続けてきました。
1000万円を超え、1600万円くらいになってみると、変わったこともあれば、
「意外と何も変わらないな」
と思うこともあります。
今回は、資産86万円から1600万円まで増やしてみて、お金の使い方や考え方がどう変わったのか、逆に何が変わらなかったのかを振り返ってみます。
投資のスタートはオルカンに100円
自分が投資を始めたのは2021年2月。
最初に買ったのは、いわゆる**オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)**でした。
投資額は100円。
今思えば、
「投資を始めた!」
と言っていいのか微妙なくらいの金額です。
でも、最初の100円には結構意味があったと思っています。
投資について調べているだけのときは、
「損したらどうしよう」
「いつ始めればいいんだろう」
と考えていました。
でも100円なら、仮に大きく下がったところで大したことはありません。
実際に買ってみたことで、
投資すること自体への抵抗が一気になくなりました。
そして翌月からは、旧NISAの上限まで投資するようになりました。
今振り返ると、あの100円でいくら儲かったかなんてどうでもいい。
「投資を始める」という一番高かったハードルを越えられた100円。
自分にとっては、そっちの方が重要でした。
資産86万円からスタート
投資を始めた頃の資産は、だいたい86万円でした。
2021年3月からはMoney Forwardを使い始めたので、それ以降の資産推移は今でも記録に残っています。
最初から、
「○歳までに絶対3000万円!」
みたいな立派な計画があったわけではありません。
給料が入る。
生活する。
余ったお金を投資する。
また給料が入る。
基本的にはこれの繰り返しです。
そうしているうちに、
100万円。
300万円。
500万円。
そして1000万円。
少しずつ数字が大きくなっていきました。
現在は約1600万円。
約5年前に86万円だったことを考えると、自分でも結構増えたなと思います。
節約ガチ勢ではなかった
資産形成というと、
「コンビニには行かない」
「外食はしない」
「飲み会には行かない」
みたいな生活を想像する人もいるかもしれません。
自分は全然そんなことありませんでした。
特にお金を使っていたのが、
パチンコ、飲み、スマホゲームへの課金。
今振り返れば、
「これ全部投資していたら、もっと増えてたな」
と思うお金もあります。
もちろん、何も見直さなかったわけではありません。
通信費など、毎月かかる固定費で安くできるものは見直しました。
でも、1円でも多く投資するために生活の楽しみを全部削る、ということはしていません。
自分の場合、
完璧に節約することより、投資をやめずに続けること
の方が結果的には大きかったと思っています。
なぜか銀行口座を3つにした
資産形成を始めた頃、銀行口座も整理しました。
もともと使っていたのは、りそな銀行と三井住友銀行。
その後、りそな銀行を解約して、住信SBIネット銀行と楽天銀行を作りました。
そして当時なぜか、
「3つの銀行に50万円ずつ入ってたら、なんか金持ちっぽい」
と思っていました。
三井住友に50万円。
住信SBIに50万円。
楽天銀行に50万円。
3つ並んでいたらなんか強そう。
もちろん今考えれば、150万円を3つに分けても総額は150万円です。
別に金持ちにはなりません。
でも当時は、これが一つの目標になっていました。
資産形成って、最初から完璧な投資戦略がなくても、こういう小さな目標が意外と続ける理由になるのかもしれません。
1000万円を超えても生活はあまり変わらなかった
資産形成を始めた頃は、
「1000万円あったら結構すごいんだろうな」
と思っていました。
実際に1000万円を超えてみると、
生活はほとんど変わりませんでした。
急に高級なものを買うようになるわけでもない。
仕事を辞められるわけでもない。
欲しいものが高ければ普通に悩む。
銀行や証券口座に表示される数字が大きくなっただけで、日常生活はかなり普通です。
1600万円になった今でも、それはあまり変わりません。
明日から働かなくていい金額ではないし、何でも好きなものを買えるわけでもない。
思っていたより地味でした。
変わったのは「お金を使う方向」
ただ、一つ変わったことがあります。
何にお金を使いたいか。
昔はパチンコ、飲み、スマホゲームへの課金が多かった。
もちろん今でも遊びにはお金を使います。
でも、ある程度資産ができてから、少しずつ健康や自分の時間を良くしてくれるものにもお金を使うようになりました。
その一つがロードバイクです。
ロードバイク本体だけでなく、サイクルコンピューターやスマートトレーナーなど、それなりにお金もかかりました。
昔の自分なら、
「そんなものに何万円も使うの?」
と思っていたかもしれません。
でも今は、
使う頻度が高くて、自分の生活を良くしてくれるならお金を使ってもいい
と思っています。
資産形成を始めたことで、お金を使わなくなったわけではありません。
むしろ、
「何に使うか」を以前より考えるようになった。
こっちの方が自分には近いです。
1600万円あっても「金持ち」になった感覚はない
86万円から1600万円。
数字だけ比べればかなり変わりました。
でも自分自身は、
「金持ちになった!」
という感覚はほとんどありません。
普通に会社に行く。
普通に給料をもらう。
普通に家賃を払う。
欲しいものが高ければ普通に悩む。
生活そのものは、思ったほど変わりませんでした。
ただ、86万円だった頃と比べて一つ違うのは、
何かあったときに、
「まあ、しばらくは何とかなるか」
と思えるようになったことです。
自分にとって資産が増えた一番のメリットは、贅沢できることではなく、人生の選択肢が少しずつ増えていくことなのかもしれません。
「貧乏人が投資しても意味ない」は本当だったのか
ここで、投資を始めるときに友人から言われた言葉に戻ります。
「投資は金持ちがやるもの」
「貧乏人が投資しても意味ない」
約5年経った今なら、
「そんなことない!」
と言いたくなるところですが、言いたいことも分からなくはありません。
100円を投資したところで、人生が変わるほどのお金にはなりません。
仮に100円が10%増えたって110円です。
それだけを見れば、
「そんな少額を投資して何になるの?」
と思うのも分かります。
でも、自分の場合は違いました。
あの100円が大きく増えたから1600万円になったわけではありません。
100円を入れたことで、投資を始められた。
そして翌月も投資した。
その次の月も投資した。
気づけば、それが約5年続いた。
最初からまとまったお金ができるのを待っていたら、いつ始めていたか分かりません。
だから自分にとって最初の100円は、
お金を増やすための100円というより、行動を始めるための100円
だったんだと思います。
結局、あのとき投資仲間を作ることには失敗しました。
でも一人で100円から始めてみたことは、今振り返ると結構大きな分岐点でした。
資産形成は100点じゃなくても続けられる
自分は節約ガチ勢ではありません。
投資も100円からのスタート。
パチンコにも行った。
飲みにも行った。
スマホゲームにも課金した。
銀行口座を3つ作って、
「50万円ずつ入ってたら金持ちっぽい」
なんてことも考えていました。
今振り返れば、
「もっと効率よくできたな」
と思うことはいくらでもあります。
でも、それでよかったと思っています。
全部我慢して最速で資産を増やすより、生活も楽しみながら投資を続ける。
100点の資産形成じゃなくても、80点くらいを長く続ければいい。
2021年に100円から始めた投資は、気づけば約5年続いています。
86万円だった資産も約1600万円になりました。
まだゴールではありません。
これからも投資を続けながら、使いたいところにはちゃんとお金を使う。
そんな感じで、ゆるく資産形成を続けていこうと思います。






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