貯金の使い道当分ないし、株やってみようかな。
とりあえずあの企業の株を30万円くらい買ってみようかな。
ちょっと待って!余剰資金はとってあるよね?
まねき太郎のようにとりあえず株式投資を始める前に、資産配分について簡単に考えてみましょう。
投資金額は総資産の5割以下で抑える
株式はリスク資産
株式の値段は変動する
株式は株式市場で買います。
例えば日本株式市場は午前9時~午後15時まで開いていますが
その間お昼休み(11時30分~12時30分)を除いて価格は変動し続けます。
必ず儲かる投資は存在しない
株式投資では、必ず儲かる銘柄は誰にもわかりません。
安く買って高く売る事が出来れば利益になりますが
今の相場が安いように見えてもどこまで下がるのか完全にはわかりません。
安くなった時に買い増しができるように常に資金に余裕を持つ必要があります。
安くなっているときに現金がショートしていて投資に回せない…
となると、機会損失になりますので。
割安だなと感じたタイミングで買うためにお金に余裕を残しておくのが基本なんだね!
生活防衛資金は半年から1年は必要
サラリーマン・公務員は半年分、自営業は1年分確保
生活防衛資金は失業・病気などのリスクに対し、
自分の生活費を賄える資金の事を言います。
一般的には生活防衛資金はこれくらいあればいいと言われます。
- サラリーマン、公務員の方は半年分
- 自営業の方は1年分
自営業の方はサラリーマンや公務員の方に比べて毎月の収入にバラつきがありますので
多めに確保しておく必要があります。
生活防衛資金はトラブルの際に必要になる資金なので
投資資金として手を付けるのはやめましょう。
生活防衛資金を除いた余剰資金で行う必要があります。
投資金額は余剰資金から捻出する
基本は安い時に買う
安くなった時に余剰資金から投資をする
株価は変動します。
なぜ株価が上がったのか、または下がったのかを分析する必要があります。
株価が変動する原因は例えば次のような場合です。
株価が上がる原因の例
- 直近の決算が良かった
- 増配を発表した
- 将来性に期待できるニュースがあった
株価が下がる原因の例
- 直近の決算が悪かった
- 減配を発表した
- 地政学リスクが出てきた
決算の確認をするには決算時期になると各企業HPのIR情報で決算短信が出ますのでそれを確認します。
決算短信とは決算の要項をまとめたものです。
上の例では2020年より2021年の方が売上高が上がっているのがわかります。
増配・減配とは、株には配当金というものがあります。
損が出る可能性あるものをずっと持っていてくれてありがとうと
企業側がお小遣いをくれます。
高配当と呼ばれる、お小遣いをたくさんくれる企業で大体6%くらい貰えることもあります。
それが増えたら増配、減ったら減配です。
増配・減配に関しても同様にIR情報に載っています。
将来性のあるニュースは製薬会社で例えると新薬の開発がうまくいったとか
地政学リスクは最近だとウクライナ情勢などです。
今後みんなが買いたくなるような株をタイミング良く買うために余剰資金が必要なんだね!
生活防衛資金には手を付けてはいけない
とはいえ、株価は難しいものです。
いいニュースがあっても既に株価に織り込まれていたり、
決算が良くても株価が下がったりします。
その都度追加投資をしても含み損が増えることも良くあります。
じゃあどうするか。
時間を味方にするという方法があります。
長期目線での投資をする
売るのは買うより難しい
買うときは自分が割安だなと感じた時に都度買い増すイメージで、
売るときは株価が上がったら売って利益を確定することが理想ですが
売った後株価が上がってもったいないことをした!
となったり、どんどん負債が増えていったら耐えられなくなり
売っちゃおうかなと悩むこともあると思います。
投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェットはこう言っています。
「第1のルール:絶対に損をしないこと、第2のルール:第1のルールを決して忘れないこと」
それができたら苦労しないよ!
そんなツッコミがあちこちから聞こえてきそうですが、
残念ながらその答えをウォーレン・バフェットは明らかにしていません。
同時にこんな名言も残しています。
「自分が理解していない投資を始めたり、先週ほかの人が儲けたからといってやり始めたりしても、上手くいくことはない。最低なのは、株が上がっているという理由で買うことだ。」
ますますわからないよ…
初心者は何を買ったらいいのか。
私のオススメ投資方針を挙げてみようと思います。
初心者は積み立て投資がオススメ
無理のない金額を毎月同じ額だけ投資する
毎月決まった額を継続的に買い、売らない。
それだけ?
長期投資で時間を味方につけましょう。
株価は変動するので1度のタイミングで大きく買うより
時間を分散して細かく買った方がリスクは少なくできます。
株価が上がったり下がったりで一喜一憂する必要がなくなります。
売り時、買い時を気にしなくてよい
売らなかったら儲からないよね?それじゃつまらないよ!
そんな声も聞こえてきそうですが、株式には分配金があります。
売らなくても株を持っているだけで決算のたびにお金が入ってきますので
株式市場の動きに慣れるためにはやりやすいと言えます。
まとめ
- 生活防衛資金は会社員・公務員なら半年間分、自営業なら1年分確保しよう
- 株式投資は余剰資金から捻出しよう
- 生活防衛資金と株式の比率は5割程度を目安にしよう
- 生活防衛資金を圧迫しない、無理のない金額を同じペースで投資に回そう
一回の投資金額で30万入れるの怖くなってきた…
時間を味方につけて長期・分散投資をしてみよう!
コメント